TOPメッセージ

「投資信託市場の健全な発展」と「国民の豊かな資産形成」への貢献

いま私たちが果たすべき使命

三菱アセット・ブレインズ株式会社
取締役社長 鱸 正明(すずき まさあき)

取締役社長 鱸 正明(すずき まさあき)

投資信託市場の成長に寄与するために

取締役社長 鱸 正明(すずき まさあき)

取締役社長 鱸 正明(すずき まさあき) 三菱アセット・ブレインズ(MAB)は、1998年12月25日に設立されました。その趣意としては、情報インフラを整備することで、投資信託市場の成長に貢献することを掲げました。1998年12月は銀行等の窓口における投資信託の販売が解禁された時でもあり、これを契機に投資信託市場は着実に拡大していきました。当社もその間、投資信託に関する情報サービスを充実させることにより、その発展に些かなりとも寄与できたのではないかと自負しています。

2014年にはNISA(少額投資非課税制度)、2017年にはiDeCo(個人型確定拠出年金制度)等が導入され、個人による「貯蓄から投資、ひいては資産形成」の流れが推し進められています。しかしながら、大きな課題となってきた投資に関する「情報格差」はいまだ解消されていません。一部のプロを除いた投資家と、運用会社、投資信託の販売会社や確定拠出年金の運営管理機関との間には依然として情報の偏在が見られるのです。この格差を埋めることこそがMABの最大の使命であり、その役割は今後ますます大きなものになると確信しています。

投資信託業界に根付く「MABスタンダード」

取締役社長 鱸 正明(すずき まさあき) 具体的には、「豊富な投資運用情報力」「優れた投資運用分析力」「お客さまのニーズに的確に対応するサービス開発力」「高い専門性を有する人材」という4つの当社の強み(コア・コンピタンス)を活かしながら、運用会社、販売会社・運営管理機関、投資家という3者に、それぞれ最適なソリューションを提供することがMABのビジネスです。
その領域は主に「投信評価業務」「投信販売支援業務」「資産運用アドバイザリー業務」に分けられますが、私たちの公正・中立な専門的知見がいずれにおいても、最大の特徴になっています。
また、その中核である投信評価では、定性評価を軸にした総合的な評価を行っているため、実績の分析からその原因となった背景まで掘り下げ、運用力を見極めます。すでに幅広いご支持もいただいており、いわば「MABスタンダード」は「デファクトスタンダード」になりつつあるといっても過言ではありません。

取締役社長 鱸 正明(すずき まさあき)

「国民の豊かな資産形成」に貢献する

投資信託や株式といった金融商品は、これまで資産運用に関心のある一部の方にしか馴染みのある商品ではありませんでした。戦後から高度成長期においては、勤勉に働き、貯蓄に励んで家を買い、老後は公的年金で暮らすという生涯設計モデルが機能してきたからです。金融商品の側面で見れば、個人の資産形成には、預金と住宅ローン、生命保険と火災保険があればよく、元本割れや大きな値動きのある投資信託や株式は投機商品としてとらえられ、資産運用の対象として利用する必要性は高くなかったわけです。
しかし、経済の成熟化と少子高齢化が進展し、長らく「ゼロ金利」が続く21世紀の我が国では、老後への備えを中心とした資産形成を自助努力で実現していく必要性が明らかになってきています。投資信託はそうした中長期の資産形成を担う中核として期待されています。いわば、預金、生命保険、損害保険と並んで、投資信託は国民に必須の金融サービスとして定着していくことが求められていると申せましょう。

国民が投資信託を通じて、安心、納得して資産形成できるようになるためには、高度で的確な情報に基づき選ばれた良質な投資信託が数多く世に送り出され、流通し、成長していくことが不可欠であり、MABは、「我が国の投資信託市場、資産運用市場の健全な発展」に資する取り組みを通じて、「国民の豊かな資産形成」に今後とも一層の貢献をしてまいる所存です。